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旅に出るのに、理由はいらない。

コンドルのいる動物園、シルクロードの寝台列車、マルタで過ごしたひと夏。海外30カ国・国内の旅行記と、旅についてのあれこれを綴ります。

長渕剛10万人オールナイト・ライヴ2015in富士山麓に参戦。ドキドキの初参加、強烈な一夜、噂の規制退場…。

事情でしばらくブログをお休みしていましたが、久々に更新します!

8月22日~23日に、長渕剛のオールナイトライブに行ってきましたので、レポートします♪

 

長渕をあんまり知らないのに、チラシを観てチケットを予約

8月22日~23日に、「長渕剛10万人オールナイト・ライヴ2015in富士山麓」に行ってきました!きっかけは、このチラシ。

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このチラシが気になったんだけど、この時点でそらで歌えるのは「乾杯」「とんぼ」「青春」だけ。少ない。

でも、「このライブは伝説になるかもしれない」という漠然とした直感があって、行きたくなった。

それから、チラシを手にした直前、仕事がハードだった時に先輩が「たまには息抜きしろよ」ってカラオケに連れ出して歌ってくれた「しゃぼん玉」に無性にグッと来て、すごく救われた。それで、「ああ、しゃぼん玉を生で聴きたいなぁ」とも思った。

長渕好きな友達は思い当たらなかったけど、以前中島みゆきの夜会に一緒に行った女友達をメールで誘った。すぐに「面白そうだし行く!長渕剛あんまり知らないけどいい?」と返信が。

かくして、長渕剛をあんまり知らない、平成生まれの女二人での参戦が決定した。どうなることやら。

 

チケット代金15,000円は高いのか?

しかし、このチケットが15,000円。

さらに、会場の「ふもとっぱら」という富士山の西側にあるキャンプ場までの交通手段(バスや飛行機)はJTBのツアーに申し込む必要がある。

三島駅までの新幹線代が4,000円、そこからツアーバス代が6,000円。

現地での食費なども考えると、計30,000円弱はかかる。

気軽に払える額ではないけど、高くはないと思った。

普通のライブの2倍の値段で、普通のライブの3倍近い時間楽しめる。しかも、普通のライブじゃなくて、長渕剛が全身全霊で挑む最後のオールナイトだ。この本気を受け止めると考えれば15,000円は安い。

ライブチケット代だけで元が取れてる上に、富士山麓でキャンプできるのも楽しいし!

ネットじゃ「この強気の価格で、アクセスの悪い場所のオールナイトでは、よっぽどのファンしか行かないでしょう」なんてしたり顔の記事もいくつかあったけど、ファン歴の浅い私たちは意気揚々と申し込んで、この夏は毎日長渕のCDを聴いて予習に勤んだ。 

 

 ついに当日!長渕似のファンに囲まれて山麓を楽しむ

そんなこんなで、8月22日にいざふもとっぱらへ!こだまに乗って三島駅に着くと、ツアーバスを待つ人だかりが。

…どことなく長渕剛に似たたくましく男らしい方が多い。「マッチョ」「日焼け」「サングラス」「ライブTシャツ、もしくは自作の長渕Tシャツ」のうち3つ以上当てはまる方の多さに、1つもあてはまらない私と友だちは大いにビビる。でも、冷静になって見渡すと女性もけっこういらっしゃっる様子。

「女の人もたくさんいるね!」と勇気づけられながら、バスに乗ること1時間半、ふもとっぱらへ到着。

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ステージが要塞っぽくてかっこいい!!

この時点で16時、開演まで5時間あるので腹ごしらえをすることに。

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出店が100店以上あり、客席外のフリースペースではシートを広げてくつろげます。

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↓オフィシャルウォーター「剛水」。前述のしゃぼん玉を歌ってくれた先輩にお土産で買った!

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すこしずつ、日が傾いて、富士山がピンク色に染まりはじめる。雲が少し掛かっているけど、翌朝には快晴になるといいな、と思っていたけれど、どんどん雲が濃くなった。それにしても近くで観る富士山はでかい。

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ビジョンで時どき流れるダムのカラオケに合わせて歌ったり、会場のそこかしこでギターをかき鳴らすファンの方の演奏を聴いて過ごす。

 

 ついに開演!花火と太鼓で興奮の中スタートした第一部

 日も落ちてすっかり暗くなった8時半、突然爆音が。見上げると、大きな花火が!

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観客も大熱狂。ほどなくして、余興の太鼓がはじまります。

そこに、会場後方にヘリコプターが!見えないけど、長渕が乗っているよう。

いよいよ開演間近、太鼓の集団が燃える神輿に乗って会場を練り歩き、客席のボルテージも急上昇。

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(ここから、開演中の客席からの撮影は禁止なのでライブ風景の写真はありません)

そして、開演!一曲目の『JAPAN』がはじまると、全員総立ちで拳を突き上げる!

これが長渕剛のライブ…。動画で知ってはいたけど、自分が渦中にいると会場中から湧きおこる叫びの渦に気圧される。気圧されつつ自分も叫ぶ。

そして、長渕の最初の語りが熱い。

「雨が降ろうが嵐になろうが、俺たちの力で必ず朝日を引きずり出す!いいね。わかった?俺たちの思いをひとつにして、今日は最後までいくぞー!!」

全員熱狂。私と友人も、数か月前にファンになったとは思えないほど全力で熱狂。

4曲目のひまわりで、みんなが持参したひまわりを降っているのを見て、持っていない自分が悔しい。

ちょうど夏の終わりに、夏祭りを聴けたのもよかったな。

そして何より、第一部のハイライトは勇次!

曲が始まると、後ろのお姉さんが「クラッカー持ってないの?二人分あげる」とクラッカーをくれたの!勇次の「撃鉄が落とされ」で一斉にクラッカーを鳴らすのが恒例なのだけど、初心者につき恥ずかしながら存知あげず。お姉さんに手とり足とり教えて頂き、無事にタイミング良くクラッカーを鳴らせました!

長渕ファン、なんて優しいんだ…!!

そして、勇次では「信頼!信頼!信頼!」と何度も叫び、男泣き。圧倒される。

 

第2部ではゲストが登場。アドリブで巡恋歌も!

第1部が終わり、最初の休憩。アルコールは22時で発売終了ですが、ほかは食べられるのでかき氷をゲット♪

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0時を回り、そろそろ疲れが出始める。40分の休憩は少し延長して、すっかり体が冷えてしまい体力の消耗を感じる…。

そんななか、第2部の一曲目はいきなりとんぼ!

会場も沸騰、疲れも吹っ飛び全力で歌う。

とんぼの後は、親知らず、三羽ガラスと続き、ゲストの方が呼ばれました。

Maicoさんという沖縄出身の新人歌手で「てぃんさぐぬ花」という歌を歌い、そのあと長渕、ラッパー二人と共に平和をテーマにした歌を歌っていました。

 2部では、東京青春朝焼物語を聴けてよかったな!私は上京したことがないのに、なぜか彼の上京の歌が好き。思えば、上京したこともチンピラだったことも六畳一間に暮らしたこともないし、同じ時代を生きた訳でもないのに、長渕剛の歌に心奪われてしまうのはなんでなんだろう?

それから、2部の最後に「メニューにないのやるよ」って言って、巡恋歌も聴けた。こんな大掛かりなライブでも、アドリブあるんだとびっくり!

2部が終わったのは2時くらい。ずっと拳を突き上げて体も温まったし、長渕の「今日の主役はおまえたちなんだよ!」「照明、もっと明るくしてくれ!みんなの顔が見たいんだ!」という怒号が1曲に3回くらい飛び、こっちの情熱も燃えて深夜だけど疲れない不思議。

 

センターステージで弾き語りの第3部。車で場内を走る!

絆から始まった第3部、長渕がいきなりステージを降りて車に乗り込む!そして、車が観客席のブロックとブロックの間の通路に向かって発進!折しも、私たちがいたのが会場中央寄りの柵の近くだったので、柵にへばりついて長渕が来ることを祈って待つ。

そしたら、来た!スタッフが走りながらゴミを拾って、撮影車が続き、そして長渕を乗せた黒くてデカい車が登場。みんな「つよし~!」と叫び、私も思わず「つよし~!」と腹の底から叫ぶ。車は一瞬で通り過ぎたけど、剛まで3メートルくらいしか離れてなくて、肌の質感までしっかりわかったよ…!

(ここまで、長渕剛さんのことを何て呼べばいいのかわからなくて、とりあえず「長渕」って呼んでたけど、一度「剛」と叫んで非常にしっくりきたのでこれ以降「剛」と呼ぶようになります(笑)長年のファンの方は、なんて呼んでるんでしょう?)

車は客席中央のセンターステージにつき、ここで弾き語り開始。

「こんなに来てくれてたんだな」と感慨深げにつぶやいたのが印象的だったた。

LONG LONG TIME AGOと乾杯をしっとりと歌い上げる中、ほんの少しだけ降った雨がビジョン越しに吹雪のように映っていて、なんだか荘厳な雰囲気に…。

 この第3部では、バンマスの関さんという方と、長年剛を支え続けた笛吹さんという方も舞台に上がって演奏。笛吹さん登場時は、周りから「うおっ、まさか今日笛吹さんを見れると思わなかった…!」とどよめきの声があがっていた。

とんぼの頃も夜中に笛吹さんを呼びだして助けられていた、とのことで、英二の再現をする場面も!「ツネ、命大事にしろよ」って生で聞けたよ!

そして、鶴になったとうちゃんを熱唱。第3部では、しっとりと、しかし情熱的に歌い上げる曲が多くて、なんだか泣きたくなるような1時間半でした。

 

富士の背に昇る太陽を待つ第4部!朝日を引きずり出せ!

最後の休憩が終わった第4部、冷え切った地面で仮眠をとって起きると、誤算が!

さっきまで真っ暗だった空が、わずかに白んで来ている。もう朝じゃん。この夜から朝に変わる瞬間を見逃したのは痛い…!起きてりゃよかった!!

1曲目は明日をくだせぇでエネルギッシュに。その間にも少しずつ空が明るくなっていく。

2曲目は青春。青春を歌っている間に、富士山の稜線が次第にくっきりと姿を現し始め、空がピンク色に染まっていった。朝日の気配だ!7合目あたりに雲がかかっている…吹き飛べ!

3曲目はしゃぼん玉。ベテランファンのみなさま、ここで次々にしゃぼん玉を飛ばすけれど、急に吹き始めた風ですぐに消えてしまう。しかし!この風のおかげか、さっきまで富士山にまとわりついていた雲が急速に消えていった。すごい。「朝日を引きずり出そう」と願い続けた我々の気持ちが通じたのか。このまま雲が消えますようにと祈って歌い、しゃぼん玉が終わる頃には富士山からすっかり雲が消えたのだ。

そして、最後の曲、富士の国。ここで、富士山の左(北)の裾野は、迫りくる朝日でかなり眩しい。このあたりで剛が太陽に向かって色々と叫んでいたけど、疲れで朦朧としていたのでもはや何も覚えていない。でもひたすら、朝日を待って歌った。そしたら曲の中盤、ついに裾野から眩しい光が一直線に差し込んだ!なんというシナリオ通り。すごすぎる。よく覚えてないけど、たぶん叫んだ。みんなもたぶん叫んだ。朝日がさした瞬間から、急に熱くなって「ああ、太陽って熱いんだなあ」と思ったのだけ覚えてる。

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これが、その直前の写真。あまりに感動的だったからどうしても写真に残したくなって、撮影禁止の客席ブロックを一瞬で抜けて、光りの速さで撮ってダッシュで戻ったよ(笑)

こう、おそらく森部分と岩部分の境目と思われる部分から、朝日がこぼれてテッペンを照らしてるんだよね。この神々しさに感動を通り越して茫然とした。

この辺りは本当におぼろげにしか覚えてないけど、この朝日の感動をみんなで分かち合って、アンコールに突入して、明日へ向かってを歌った。終演直前、「両手をあげてくれ」って剛に言われて、剛も手を上げて何かパワーを送られた、はずだ。数分間あげっぱなしだったけど、みんながんばってちょいちょい休憩しながらあげ続けていた。そして最後は万歳三唱。精根尽き果てながら、最後の力を振り絞って全力で万歳した。

剛の「また会おう!」の言葉に、次回はひまわりとクラッカーとしゃぼん玉持参で参戦することを誓って、9時間20分のライブは終わった。

 

話題の規制退場!1キロの道のりを2時間かけて歩く?!

終演のアナウンスがあり、退場についての説明が流れる。ここで、規制退場の発表。リストバンドのカタカナごとに時間が決まっており、私は「キ」だったので「カ行」の開始時間9時以降の退場になるらしい。このとき6時半。2時間半もあるので、シートで仮眠を敷いて寝ることにした。疲れのせいか、地べたで2時間半まるまる熟睡できた。

しかし、9時を過ぎてもなかなか「キ」は呼ばれず。あとでネットで知った所によると、リストバンドを無視して退場しようとした方がゲートに殺到して「ア行」の方が中々出れず、時間が押してしまったらしい。携帯の電池も切れ、することもなく非常に暇だ。ようやく「キ」が呼ばれたが、ここからが大変だった。出口に近いトイレから、バス乗り場までの1キロちょっとに人が大渋滞していて、中々前に進まない。

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結局、この1キロを2時間かけて歩いた!人生発、牛歩。

炎天下の中、日陰もなく、水もつきかけて先輩にお土産に買った「剛水」を飲んで凌ごうか葛藤しながらの、なかなか辛い2時間だった。

その後、バスを一回乗り継いで、三島まで計2時間かけてバス移動。そこから家まで新幹線と電車で2時間と少し。

これまで何度かイベントで帰宅難民になったことがありますが、これは結構つらい方でした。でも、個人的には草っぱらでの昼寝も楽しく、ハードな牛歩も含めてさらにこのライブが印象的になるいい思い出だと思っています。

ただ、人によってはふもとっぱらを出るのが夕方になってしまったり、体調がすぐれない中で屋外で過ごしてきつかったりという話も聞くので、序盤に抜けられた人以外には優しくないシステムだったのかもしれません…。クラッカーをくれたお姉さまをはじめ、皆様ご無事に帰宅できていますように…。

 

最後に

コアなファンが詰めかけるこのライブに置いて、ライブのチラシを見て剛を聞き始めると言うレアな観客だったとは思いますが、実に楽しいライブでした!

初心者ながら、剛の本気を9時間以上に渡り受け止め、最後のオールナイトライブを全身で満喫できた素晴らしい一夜でした。

長渕剛さん、スタッフの皆さん、会場にいた観客のみなさん、最高の時間をありがとうございました!

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