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旅に出るのに、理由はいらない。

コンドルのいる動物園、シルクロードの寝台列車、マルタで過ごしたひと夏。海外30カ国・国内の旅行記と、旅についてのあれこれを綴ります。

ブロードウェイミュージカル『ジャージーボーイズ』を最前列で!ヘイデン・ミラネースの瞳に恋してる。@東急シアターオーブ

※一部ミュージカルの内容に言及しています。

『ジャージーボーイズ』が待望の来日公演!

6/25(木)から、ブロードウェーミュージカル『ジャージーボーイズ』の上演がはじまりました。

www.jb2015.jp

『ジャージーボーイズ』は、1960年代に一世を風靡したバンド“ザ・フォーシーズンズ”の結成から成功、解散、そしてロックの殿堂入りまでを描いた物語です。

ザ・フォーシーズンズはニュージャージー州で結成された4人組のバンドで(だから“ジャージー”ボーイズなのです)、最大のヒット曲は『シェリー』。若い方にとっては、メインボーカルのフランキー・ヴァリがソロで出した『君の瞳に恋してる』あたりが耳に馴染みがあるかも知れません。

『ジャージーボーイズ』は2005年にNY・ブロードウェイで上演を開始、2006年にはトニー賞を受賞、その後、現在に至るまで世界各地で上演を続けています。

2014年にはクリント・イーストウッド監督により映画化されました。

 

私とジャージーボーイズの出会い(&スト―リー解説を少し)

父がザ・フォーシーズンズのファンで、実家でもCDがずっと流れていたので、幼いころから彼らの曲は何となく知っていました。

2年前にNYに行ったとき、ブロードウェイでジャージーボーイズを上演しているのを知って、「そういえばシェリーとか有名な曲なら知ってるし、ちょっと観てみるか!」と思ってAugust Wilson Theatreに足を踏み入れました。

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ふらっと入った『ジャージーボーイズ』、素晴らしかった。

まず、歌が素晴らしい。フランキー・ヴァリは男性なのに女性ボーカルと間違われるほど高音の超個性的ボイスなのですが、役者さんの声が激似!

そして、実話に基づいたストーリーが泣ける。売れない時代を経てスターダムに駆けのぼる快進撃、次第に強くなる仲間内の不協和音とその苦悩、バンドの決裂とひとりになったフランキーのソロでの再起、そして、年老いた彼らの再会。そのドラマティックな軌跡が4人それぞれの視点で繊細に描かれていて、円満だったバンドが壊れていく様は実に悲しく、それでも彼らが長年の時を経て再会してもう一度歌うシーンは心底ぐっときました。

映画「ジャージー・ボーイズ」でおじさんが号泣してるらしい - NAVER まとめなんて記事もちょっとバズったりしましたが、おじさんじゃないけど私もこっそり泣きました。

これ、リアルタイムでフォーシーズンズを聴いていた方にとっては、もう泣けて泣けてしょうがないミュージカル&映画であることは間違いありません。

だから、ファンだった父にいつかこのミュージカルを観せたかったのです。

 

シアターオーブ最前列で2度目の『ジャージボーイズ』

NYから2年半、ついに『ジャージーボーイズ』の来日が決まりました。

発売時刻に電話をかけて、運よく電話がつながり初日・最前列のチケットをとることができました。もちろん、父を連れていきます。 

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渋谷ヒカリエの11階にシアターオーブがあります。

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場内は写真禁止なので、写真はここまで(´・ω・`)

席に着くと舞台が近くてドキドキ。私の席は1階1列29番、中央の少し右です。舞台から1メートルくらいしか離れていません。

 

細かい演出やシナリオは上演中なので控えて、素晴らしかった点を挙げてきます。

ブロードウェイの役者のすごみ

ブロードウェイの役者って、本当にかっこ良いんです。顔立ちどうこうということより、演技のすごみ、舞台で放つとてつもないオーラ。メインキャストは勿論、後ろの方でちょっと酒をあおる役の動きさえ、なぜか魅力的。全役者の一挙手一投足にくぎ付けになってしまう。完全に主観ですが笑。

フォーシーズンズ役はこの4人です。左からボブ、トミー、フランキー、ニック。(パンフレットより)

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ヒット曲満載、しかも再現度高し

ジュークボックスミュージカルなので、ザ・フォーシーズンズのヒット曲がたくさん聴けます。耳になじんだ歌が素敵な役者さんによってド派手な演出の中で歌われると、なかなか興奮します。しかも、フランキー役のヘイデン・ミラネースの声がよく似ているのです。パンフレット情報だと、フランキー役を発掘するための『フランキー・キャンプ』なるものがあり、世界中からフランキー役が出来そうな若者を100人ほどスカウトして、10人くらいキャンプで養成して、その中のラッキーな2~3人がデビューできるそう。生まれ持った声+フランキーになるための特別な訓練を受けてたんですね…!

舞台に近い席は、役者と目が合いまくる。

最前列をとって良かったのは、役者と何度も目が合うこと。役者さん、けっこう座席の観客の目をしっかり見るんです。流れる汗やウインクもしっかり見えて、踏みならす足音もビリビリと迫ってきて、臨場感がすごいです。

(ただし、両脇の字幕はほぼ見れないので、字幕を読む方は少し後ろの席の方が良いかもしれません。私の英語力はたいしたことないですが、前で観たい派なので字幕なしでムリヤリ観ちゃいます。)

生演奏のすごみ

観客からは見えないのですが、 演奏はすべて生バンドなんですね。しかも、劇中のライブやレコーディング風景の時には、ドラマーが舞台に上がって演奏します。フォーシーズンズのライブに居合わせているような感覚に陥ってしまいます。

懐かしの1960年代ネタ満載

フォーシーズンズに登場する人物や出来事は、ほとんどが実際のものです。なので、フォーシーズンズの楽曲は勿論、当時のヒット曲もガンガン流れますし、実在の人物やレコード会社の名前もたくさん出てきます。某超有名カタブツ司会者の映像がチラッと映り分かる人だけ盛大にどよめく瞬間があるなど、「1960年代が懐かしいor熱い」方には嬉しい小ネタが盛りだくさんです。

 

ビバ最前列! フランキーが“君の瞳に恋してる”を歌ってくれる!

そんなこんなで、役者に圧倒され、ヒット曲に盛り上がり、小ネタに笑いながら楽しく観ていました。

後半、ソロになったフランキーが“君の瞳に恋してる”を歌うライブシーン。

レコード会社から「こんな曲は売れない」と突き返されても諦めず、曲をかけてくれるラジオ局を探しあて、やっとのことで歌いはじめたこの歌。

噛みしめるように1番から2番のAメロを歌い、観客みんなに感動が広がっていきました。

そして、2番のサビで、急に声が高揚して情熱的な歌声に変わったとき、事件がおきました。

I love you baby~♪と絶唱しながらフランキーが伸ばした手が、私を指差したのです。

アレです。ミュージカルでたまにある、役者が最前列の誰か一人に向かって熱烈に歌い、周りがヒューヒュー言うアレ。

アレを人生でやってもらえる日が来るとは思わなかった(´;ω;`)

 

I love you baby
And if it's quite all right
I need you baby
To warm the lonely night
I love you baby
Trust in me when I say

 

↑これ!これ全部、私に手を差し伸べて、見つめて歌ってくれました。

その間20秒。ときめきで倒れそうになったのって、生まれて初めてです(´;ω;`)

ドキドキしすぎてしばらく動悸が止まらず、終演までずっと頭痛がしてました(笑)

 

この話を友人に話したら「すごいいい話だけど、途中まで妄想で話してるのかと思ってちょっと心配したww」と言われたりもしましたが、誓って本当です(`・ω・´)

 

こんなことも現実にあるので、前列の方は心して座って下さいね笑!

 

前列の責任?!スタンディングオベーションは先陣を切るべし

でも、前列ってプレッシャーもあったりします。

それが、「スタンディングオベーション」。

本編が終わって幕が閉まる直前にスタンディングオベーション→カーテンコールに突入、っていうのがよくある流れ。なので、劇中はずっと油断しておりました。

前半で一番盛り上がるライブシーンが終わった後、勿論場内は大喝采なんですが、キャストが中々袖に引っ込まなかったんですね。

そしたら、トミー役のマシュー・デイレイが、こっちに何度もウインクしてくる。

「ウインクされちゃったー!!!」って超興奮しながら、ガンガン拍手を続けました。

で、休憩時間にはいったとき。

私「前の席って、役者と目が合っていいでしょ」

父「うん」

私「トミーにウインクされちゃった!」

父「あれ、今思えば、スタンディングオベーションの合図だったんじゃないの?」

私「なにぃぃぃぃ?!」

たしかに…長すぎる拍手の時間、多すぎるウインク…不自然だと思っていたけど、合図ならすべて合点がいく。

やっぱり、前の1~3列くらいの人って、スタンディングオベーションするべき時に率先して立たなきゃだめだよね…。

仮にトミーのウインクに意味がなかったとしても、あそこにスタンディングオベーションがあっても全くおかしくなかった。あった方が良かった。

休憩時間中、全力で反省タイムでした…。

 

↓右からトミー役のマシュー・デイレイ、ボブ役のドリュ・シーリー、フランキー役のヘイデン・ミラネース、ニック役のキース・ハインズ。

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ミュージカルの醍醐味、カーテンコール

ブロードウェイミュージカル、本編はもちろん素晴らしいですが、カーテンコールもすばらしいです。

役者が勢ぞろいして豪華絢爛なステージ、気合の入った生演奏、割れんばかりの拍手…。

ジャージーボーイズのカーテンコールで良かったのは、キャストが劇中でもやっていた独特のステップがもう一度見られたこと。実際のフォーシーズンズは大きく動く振付ってあまりしていなかったのですが、振付師のセルジオ・トルヒーヨが考案した躍動感あふれるステップが、このステージにすごくハマっていました。

周りを見ると、一緒にステップを踏んでる方もたくさん。

いつもは無口な父も軽快に踊っていました。

こんなに楽しそうな父を見たのははじめて…。

楽しんでもらえたなら本当にうれしい!

 

予想外に大量のお土産を買うことに…

もともと開演前に買ったパンフレット以外は買うつもりが無かったのですが、“君の瞳に恋してる”の件ですっかり舞い上がっていたので、お土産コーナーに直行。

吟味した結果、Tシャツ、トートバッグ、手ぬぐい、フォーシーズンズのベストアルバム、ジャージーボーイズのオリジナルキャストアルバムを買いました。

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いやいや買いすぎ…もっと吟味しようよこの時の自分…。

しばらくは、このCDをヘビロテする予定です♪

 

なんと、公演中ですがまだチケットが買えます!

www.jb2015.jp

まだ、日によっては残席僅少ではありますが、まだチケットがとれるようです。

(プレイガイドによって取れる席が異なります。複数を比べてみると良いかと思います!)

気になる方は、ぜひどうぞ!

 

おまけ

最後に、場内の写真をいくつか。

トニー賞のトロフィー

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フランキー・ヴァリの来日公演のポスター。サイン入り!!すごい!

もちろん、これも父と行きました♪

今日の会場に、これも行った人もいらっしゃったことでしょう。

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以上です!読んでくださってありがとうございました。

もしお読みいただいた方の中で、ジャージーボーイズ・フォーシーズンズに少しでも興味を持って下さった方、勢い余ってこれからチケット予約しちゃう方がいらっしゃったら、とても嬉しく思います♪

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