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旅に出るのに、理由はいらない。

コンドルのいる動物園、シルクロードの寝台列車、マルタで過ごしたひと夏。海外30カ国・国内の旅行記と、旅についてのあれこれを綴ります。

エーゲ海の港町・アイワルクでボートパーティ!誰もいない入江で4人で泳ぐ。…5月の海は寒かった(笑)

トロイからバンに乗って数時間、アイワルクと言う海辺の町に着いた。

トルコの人には人気のリゾートだけど、外国人は滅多に訪れない土地とのこと。

今晩ホームステイする古民家に荷物を置いたら、ビキニを持って港へ。

これから、沖にある島までクルージング!

 

ドライバーのチンギスが、イチゴ屋さんを見つけて1パック買ってきた。

「これをボートで食べよう!酒は各々、好きなのを買っておいで」

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船着き場の目の前にある売店に、みんなで飲み物を買いにいく。

ジリアン「エフェス2つ」

マリア「エフェス2つ」

ニコル「エフェス2つ

みんな、トルコの地ビール・エフェスがお気に入りなのね(笑)

どれを何本買おうか迷っていたら、おじさんがニコニコしながらエフェスを2本持ってきました(笑)

まあね、流れ的にね。飲みましょう、エフェス2本!!

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守備よくビールを手に入れて、いざボートへ!手前から2番目が私たちの乗るボート。

バカンスの季節にはトルコ中から人が集まって大賑わいだけど、シーズンがはじまる直前だったのでまだあまり人はいない。f:id:tabinideru0:20150531000405j:plain

マッチョなお兄さんが、縄で網を編んでいる。

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いざ出港!なんて美しいのだろう、エーゲ海

ポール・モーリアの「エーゲ海の真珠」とジュディ・オングの「魅せられて」でしか知らなかった憧れの海が、目の前に広がっている…!(古い、とか言わないでねw)

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「あ、栓抜き買うの忘れた!」

気持ち良く遠くの小島を見ていたら、ジリアンが叫んだ。

確かに…ぬ、ぬかった…!

するとマリアが「え?私いつも栓抜きは持ち歩いてるけど?」と、バックにぶら下がっていた4cmくらいの超小型栓抜きを貸してくれた。

謎の金属片みたいなキーホルダーは栓抜きだったのんか…すごいよマリア…。「私の旅にはこれが必需品なの☆」と笑っていたけど、そういえばマリアはディナーの時は必ずアルコールを飲んでいたな…。

 

ビールの栓も開き、無事にパーティースタート!

「この旅に乾杯!」「エーゲ海に乾杯!」

英語圏の皆様が口々におしゃれな乾杯の言葉を交わすのを横目に、特にしゃれた言葉も思いつかないので、チンギスが買ったイチゴを袋から出すのを無言で手伝った。f:id:tabinideru0:20150531000603j:plain

イチゴ、おいしい!!ビールのつまみにイチゴが合うなんて…!

チンギスも、自分が買ったイチゴが好評でご満悦☆

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この地図(↓)の右側中央のアイワルク(AYVALK)から出発し、指差している辺りまでクルーズして、そこでひと泳ぎするとのこと。

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小さな船とすれ違いながら、船は半島や島の間を縫って進みます。

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甲板の先端(操舵室の目の前)が気持ちよさそうなので移動。

さすがエーゲ海、5月だけど日差しが強くて日光浴がはかどる。

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まったり寝そべっていたら、CEO(G-Adventuresのツアーガイド)のデニスがプリッツみたいなお菓子をくれた!ありがとう!

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デニス「そろそろ着くわよ!あの島に船をつけるから、みんな準備してね」

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 船長さんが錨をおろす。ここが私たちが泳ぐ入江らしい。

さて、ついにエーゲ海に飛び込む瞬間がやってまいりました!

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いざ!

エーゲ海にダイブ!!

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……水がすごい冷たい!!!!

冷たさで喉が締めつけられて、浮かび上がっても息がしにくい。筋肉は一瞬にしてガチガチ。

そりゃそうだよ、温暖な地中海性気候とは言え、5月の海だもん…。

でも、エーゲ海なので許す。5月のエーゲ海を全身で感じられて嬉しい!

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近くの岸までは50メートルくらい。上陸できそうなのでそこまで泳ぐ。 

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 ジリアン、マリア、ニコルと、白と褐色が混じった岩場に辿りついて日光浴。

西欧の人って、海に来てもガツガツ泳ぐより日光浴の方が好きな印象。

私は海に行ったら常に泳ぎたいタイプだけど、水が冷た過ぎるので今日は岩辺でポカポカすることに。

見渡す限り、この島にも、近くの島にも、私たちの他は誰もいなかった。

時どき、小舟や海鳥が通り過ぎるくらい。

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私たちはぼんやり空を眺めたり、おしゃべりしたりしながら、しばらく岩場で寝そべっていた。

 なんて贅沢な時間!

そういえば、いつかエーゲ海に行きたいと思っていたのに、アイワルクがエーゲ海沿いの港町だとあまり自覚せずにここに来た。エーゲ海と言えばギリシャ側の方が有名で、トルコ側の港町を思い浮かべる人は少ないだろう。

ここにはサントリーニ島の白壁の家のようなわかりやすい名所は無いけれど、誰もいない、何もない海の真ん中で、エーゲ海を一人占めしているのがうれしかった。

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 30分くらい、岩の上にいただろうか。

私たちのすぐ上をジェット機が大きな音を立てて飛んでいった。海鳥たちも騒ぐ。

なんとなく怖くなって、もう一度冷たい海に飛び込んで、泳いで船に戻った。

船で濡れた体をタオルで拭いて、甲板に敷いたマットの上でまた日光浴。

海で冷えた体はすぐに温まった。

 

船長さんが、トマトとチーズを切り分けてくれたので、みんなで食べる。

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デニスが尋ねる。

「これからどうしたい?また泳ぐなら船はまだここにいるし、港に戻ってもいいし。どこか他の入江に移動してもいいわよ」

他の入江に行きたい、という話になって、船長さんは錨をあげて船のエンジンをまたかけた。

 

船は、本島の岬の先端あたりに錨をおろした。

明るい紫色の花畑が広がる、美しい岬だった。

甲板の上でうつ伏せに寝ていると、波の音しか聞こえない。

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振り向くと、海の真ん中の島に半分以上崩れた煉瓦積みの廃墟があった。

その奥に連なる家々は、トルコ人のバカンスの為の別荘。

トルコの赤い国旗も、遠くにはためいている。

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ほんの少しずつ、日が陰りはじめてきた。

「そろそろ戻る?」とデニスが聞く。

名残惜しい気もしながら、船は私たちを乗せて港に戻った。

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海に浮かぶ灯台に鵜のつがいがいた。行く時も、同じ灯台につがいの鵜がいた。

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憧れのエーゲ海は、眩しくて、明るくて、冷たかった!

港に着いたら、ホームステイをする古民家に戻って、夕食までは自由時間。

この小さな港町を、端から端までひとりで歩いてみようと思う。